宮田真夕子

„深遠な音の絵画“ (ダルムシュタット、エヒョー新聞社)                                   „高級感、繊細さ、詩情豊かで最大限の深い感情表現”(音楽雑誌 Klassik Heute)

神奈川県生まれ。18歳で渡独後、ドイツ・ロストック国立音楽演劇大学、芸術演奏家コースへ入学し、ベルント・ツァック教授に師事。 在学中、クリステャン・デ・ブロイン氏に歌の伴奏法を学び、2年間オペラ・伴奏者としての経験も積む。 後、ワルシャワ・国際ピアノショパンコンクール受賞者であるポーランド人ピアニスト、リディア・グリフトウォヴナ氏のもとでショパン演奏法を習熟するため、一年間ポーランドへ留学。 再びドイツへ戻り、2007年、同ロストック国 立音楽大学、ディプロマ・ソロ演奏家コースを首席、最優秀で卒業。

在学中、著名なピアニストたち、エリザベス・レオンスカヤ、ケヴィン・ケナー、アナトル・ウゴルスキー、カタリーナ・ポポヴァ・ジドロン、他のもとでマス タークラスを修了。その後同大学院、室内楽科課程をシュテファン・イモルデ教授、マリオ・アラルコン師事の下、2011年に首席で卒業。

在学中よりヨーロッパ、日本において多様な演奏会を行ってきた。その中でドイツ・オーケストラ・メクレンブルガーカンマーソリステン、ドイツ・フォアポンメルン交響楽団、ポーランド・ムルティアート国際音楽フェスティバルにてカリシ交響楽団とソリストとして共演。2012年トリオ・オデッサと日本ツアー。その他ドイツ音楽祭、メクレンブルク・フォアポンメルン、ヴィラ・ムズィカなどにも出演している。

ヨーロッパ・ピアノショパンコンクールにて注目を受けて以来、幾度かドイツ・ショパン協会より招待を受ける。”繊細な感覚のショパン解釈者” と称し、”ガラスのように澄んだタッチ”、”光輝く色彩の深遠な音の絵画” などとダルムシュタット・エヒョー新聞社より好評を得る。又ドイツのクラシック音楽雑誌 Klassik.com は、彼女の “堅実な指のテクニック”、”繊細で強烈に深い解釈” を絶賛した。2011年、ドイツ・リヒャート・ワーグナー協会より奨学金を受賞。

2011-2016年、ドイツ・ロス トック国立音楽演劇大学にて講師を務める。2015年より現在まで国際音楽芸術ピアノコンクール福岡にて審査委員長を務め、定期的にセミナーや公開レッスンなども行っている。 2013年ドイツCD会社Genuinより、フランス曲満載アルバム 『Romantic Works for Flute and Piano』 を発売。 続く2015年、テレビ・映画音楽家として名声を得る Kerim König氏のクラシックピアノソロ作曲集 CD 『Waltzes』、2019年には初のショパンソロアルバム 『Harmony』 を発売し、ドイツ音楽雑誌 Klassik Heute より ”高級感、繊細さ、詩情豊かで最大限の深い感情表現”、 ”ショパンがバッハを愛し、賞賛していたことを思い出させる透明な明確さ” と評価を受ける。

CD 『Harmony』 のリリースコンサートは日本を始め、ドイツ有数のコンサートホール、エルプフィルハーモニー・ハンブルグ、コンツェルトハウス・ベルリン等で開催された。そこではベルリンフィルハーモニーカラヤンアカデミー、世界屈指マーラーチェンバーオーケストラの首席奏者を経たフランス人チェリスト、フランソワ・ティローと共演。宮田は現在ベルリン在住。