宮田真夕子

「彼女は音楽の本質に深く迫り、繊細で情感豊かな演奏でそれを表現する。」(klassik.com)
「透き通った明快なタッチで、作品の独創的な音色や豊かな変化を際立たせ、想像力に富んだモチーフに鮮明な輪郭を与えた。」(Darmstadter Echo)

神奈川県出身のピアニスト、宮田真夕子は、幼少期よりピアノを学び、ジュニアコンクールで早くから受賞を重ねた。
18歳でヨーロッパに渡り、ロストック国立音楽・演劇大学 (Hochschule für Musik und Theater Rostock)にてソロ演奏家コースでベルント・ツァック教授に師事。その後ピアノ室内楽の修士専門課程では、ステファン・イモルデ教授およびマリオ・アラルコン教授の指導のもと、全ての科を最優秀の成績で卒業した。

芸術的に大きな影響を与えたのは、ポーランドでの1年間の留学で、ショパン演奏の名手リディア・グリヒトウォヴナ氏に師事し、フレデリック・ショパンの音楽への理解を深めた。

宮田真夕子は、ソリストおよび室内楽奏者として国際的に演奏活動をしている。オーケストラ、メクレンブルクカンマーゾリステン、フォアポンメルン・フィルハーモニー管弦楽団、ポーランド・カリシュ交響楽団などと共演し、ドイツでも著名なメクレンブルク・フォアポンメルン音楽祭やヴィラ・ムジカ、ラインラント・プファルツなどの音楽祭にも出演している。日本への演奏旅行では、オーケストラとソリストとして演奏したほか、当時ドイツ連邦首相アンゲラ・メルケル氏の公式行事のためにも演奏した。

「彼女の演奏における透明で明晰な響きは、ショパンがバッハを深く愛し、敬愛していたことを思い起こさせる。」(Klassik Heute)

「まさに本領を発揮し、ソリストはコンサートにおいて、光り輝く色彩と流れる線が織りなす、鮮烈な響きの絵画を描き出した。」(Darmstädter Echo)

演奏活動に加え、CD制作にも力を入れている。

録音作品には『Romantic Works for Flute and Piano』(Genuin) やその他の室内楽・ソロプログラムがある。特に注目すべきはショパン作品を収めたソロアルバム『Harmony』で、ドイツで著名なコンサートホール、エルプフィルハーモニー・ハンブルクやベルリン・コンサートハウスでリリースコンサートを行った。

2011年から2022年まで、ロストック国立音楽・演劇大学の講師として、ペトル・ムンテアヌ教授および、リヴィウ・カシュレアヌ教授のヴァイオリン科、シルヴィオ・ダッラ・トーレ教授のコントラバス科を担当。2025年にはサマーキャンパスの一環として、ジュリアン・ブリス氏のクラリネット科のコレペティピアニストとして大学に復帰した。

さらに、2015年から2019年まで国際音楽芸術ピアノコンクールin福岡の審査委員長を務め、この役割のもと、定期的に演奏会、マスタークラス、セミナーも行った。

2021年以降、南米のジャングルに繰り返し訪れ、先住民文化と交流しながら、音楽を本来の自然と結びついた形で再探求している。この経験は彼女の芸術活動に深い影響を与え続けている。

宮田真夕子は現在、ベルリンに在住。